原発性腋窩多汗症

多汗症とは?

体温調節に必要な量を超えた発汗があり、日常生活や仕事に支障を生じている状態を多汗症といいます。

多汗症
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原発性腋窩多汗症の重傷度判定

※以下の3.4.にあてはまる場合は重症と診断されボトックスによる治療が保険適応となります。(15歳以上)

1. 発汗は全く気にならず、日常生活に全く支障がない

2. 発汗は我慢できるが、日常生活に時々支障がある

3. 発汗はほとんど我慢できず、日常生活に頻繁に支障がある

4. 発汗は我慢できず、日常生活に常に支障がある

次にあてはまる方は治療を受けて頂くことができません

全身性の神経筋接合部の障害をもつ患者(重症筋無力症、ランバート・イートン症候群、筋萎縮性側索硬化症等)

妊婦または妊娠している可能性のある婦人及び授乳婦

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

治療費

【保険適応の場合】 3割負担の患者様:約3万円

【保険適応外の場合】 自由診療価格をご参考にしてください。

保険適応の患者様は一度診察させていただき、製薬会社に登録後、製剤を取り寄せてからの治療となりますので、当日は行うことができません。

多汗症手あせ

塩化アルミニウム

塩化アルミニウム液は、汗を出す管の細胞に作用し、この管を閉塞・変性させることで発汗が減少すると言われています。

治療方法

【腋窩全般・掌蹠の軽症例】 :塩化アルミニウム液の単純外用
就寝前に、溶液をコットンなどに含ませ発汗している局所に外用して下さい。効果がでるまでは毎日継続します。

【掌蹠中等症〜重症例】 :塩化アルミニウム液の密封療法
就寝前に外用液を手掌または足底の発汗部位に塗布(薄手のガーゼに含ませてもよい)し、さらに上からサランラップなどで覆ってください。翌朝水洗いして外用液を取り去って下さい。効果がでるまで連日投与し、効果がでた後は発汗する個人の間隔で行います。

(副作用)
副作用で一番多いのは、外用による刺激皮膚炎です。副作用出現時は、中止して頂きます。