尋常性ざ瘡(にきび)

にきび

にきび

にきびは、皮膚の慢性炎症疾患に位置付けられています。
普通のにきびでは、熱が出たり、寝込んでしまったりすることはありません。しかし、思春期の数年間にわたり症状が続き、 悪化させると治すことのできない痕(あと)が残ることがあります。

また、心理的な影響は大きく、学校でのいじめの対象になったり、落ち込んで学校に行けなくなったりすることもあります。

にきび痕を未然に防ぎ、にきびによる心理的な影響を減らすために、できるだけ早期に治療を開始し、さらに良くなった状態を維持する治療の継続を心がけてください。

治療方法

まずは、お肌の状態を診察し、個々のにきびの状態を確認します。日本皮膚科学会が策定したにきび治療のガイドラインに準じた治療から開始します。

にきびの原因である毛穴のつまりを取り除く外用薬、アクネ菌に効果のある抗菌薬の外用・内服などを処方します。
場合によっては、毛穴にたまっている皮脂を穴をあけて押し出す面皰圧出という処置も行っています。

そのほかの治療としては、ケミカルピーリングや漢方などがあります。

ケミカルピーリング