脂漏性角化症
脂漏性角化症とは?
老人性疣贅(いぼ)とも呼ばれている、褐色ないしは黒色の境界がはっきりした盛り上がったできものです。
治療
1. 液体窒素による冷凍凝固法
(保険診療)
ウイルス性疣贅(いぼ)の治療と同様に−190度の液体窒素を患部にあてかさぶたを作ります。1〜2週間後にかさぶたが取れると、脂漏性角化症も自然に除去されます。麻酔不要で、日常生活の制限もありませんが、数回の治療を繰り返す必要があるケースもあります。また、炎症による瘢痕が残る可能性があるため、顔以外に行います。
2. 炭酸ガスレーザーによる治療
(保険外診療)
局所麻酔(隆起が強くない場合はテープの麻酔薬を使います)をして炭酸ガスレーザーで蒸散していきます。液体窒素と違い、削る深さの調節ができるため、繊細な治療が可能です。とくに顔面の脂漏性角化症は炭酸ガスレーザーで治療します。治療後は1週間程度創傷被覆剤で治療部をカバーします。
炭酸ガスレーザーでの治療経過
照射前

照射1週間後
